深呼吸の必要

@パラダイススクエア@心斎橋ビッグステップ。まだタダ券が残ってたので観てきました。微妙な位置にいる役者さんがたくさん出てました(失礼)。言うなればブレイク寸前、みたいな位置。私の中でずっと気になってた香里奈。あのビジュアルの美麗さ端麗さはそれだけで凄い威力。これはもう多少演技がアレだろうと耐えよう、と思いつつ出かけていった。覚悟のせいかそんなに酷くなかった。髪切っちゃったんだね…残念。そして、オレンジデイズの影響もあって株の上がっている成宮寛貴。相変わらずつるんとした爬虫類的な顔ながら何故かかっこいい。体つきを堪能。「世界の中心で、愛をさけぶ」で絶賛されてる長澤まさみ。客席が一番笑ったのが、長澤まさみが起き抜けに隣りの女を蹴っ飛ばしたとこでしたよ。立ち直ったあとの笑顔はさすがに可愛かった。ストーリー自体はよくある再出発群像もの。沖縄のさとうきび畑で35日間・日給5000円で「きび刈り隊」のバイトをする、その肉体労働ぶりが延々と。観ながら、「やってみたいなあ」と「絶対やりたくねーなあ」がちょうど半々、真っ二つな気持ちになりました。朝早くから、夜暗くなっても車のライトできび刈りをしてる終盤の映像は微笑ましかった。人間の基本である農作業、人間の輪。映画の言いたいことはわかるんだけどわかるんだけど、スタンダード過ぎて物足りない、そういう感じでした。やっぱり個々のエピソードは掘り下げられてないしね。見所は成宮寛貴大森南朋のいがみ合いくらいか。あれはちょっとドキドキした。大森南朋さん途中ヤな役だったな。ああいう住所不定・各地を転々として生きて充実してます☆的な人にむかーっとくる気持ちがちょっとわかってしまったしがない会社員。でもそれは本当は羨ましいからなんだなあという自覚はあります。ああ沖縄行きたい。

今度こそ「世界の中心で〜」「下妻」「ハニー」と観たいんだけどどうしようか。なんつーか面妖なラインナップだ。