世界の中心で、愛をさけぶ

想像してたよりかは、ベタな話ではなかったけれども。婚約者の設定のおかげだろうか。それにしても、現在の二人の恋仲が描かれてなくていきなりあれだから、えっそのまま結婚できんの?その相手と?!とまったくもって感情移入できなかった…。空港でも世界の中心でも。
だからあちこちで囁かれてるように高校時代の話主体で観る映画なんでしょうね。シーン的に言うなら、水飲み場のとこで、「あの…、ごめんなさい。」と謝った森山未來はメタクタに可愛かったです。案の定ノックアウト。というか、森山未來が大人になったら大沢たかおになる、っていう時点で何のプレもなくって既に勝ち。凄い似ていた。長澤まさみの美少女ぶりも素晴らしく!めちゃ制服似合うし。だぼっとした制服の中で泳ぐ細身のからだは色っぽいねえ。髪があんなに短かったのは、撮影で剃ったからなんだ?結局彼女はどこにも行くことができなくて、その無念さにはぐっときた空港のシーン。雨のモチーフが多かったせいか、思い返そうとするとザアザアと雨の音がして、暗い映画だったなあと思ってしまう。
全般的に思い返すと、歌とのコラボなら今回の平井堅「瞳を閉じて」よりもキャシャーン宇多田ヒカル誰かの願いが叶うころ」のが上だし、エンターテイメントなら下妻物語のが好みだし、何かと惜しい。単に私の恋愛度数が低いだけかなあ。帰り際、前の方の席に座ってたカップルの、男の子の方がやっぱつまらんかった、て言ってたのはちょっとかなしかった。
ドラマ、もう一回森山未來で見たかったかなあ。山田くんのイメージはどうも真面目すぎる印象。