地球ゴージャス「クラウディア」@フェスティバルホール

観てきました。ほとんど予備知識無しで行ったので、どれが誰やら、席も遠かったし、前半は話がちょっとわからなかったりもしたんだけど。休憩を挟み、その間に隣りの友人と色々確認したりお互いの意見を言ったりして、後半を見始めるとするするストーリーが飲み込めてきました。あのミュージカル空間に慣れてきたのもあるのでしょう。ギャグも笑えましたし。案の定、岸谷・寺脇の幼馴染みシーンがすてきでした。
私はサザンはそれほどでもないけど、邦楽は好きなので、これでもかこれでもかと流れ歌われる桑田さんの曲が楽しくてたまらなかったです。もっと大音量でもいいくらい。ロックだロックだ血湧き肉躍るー、という感じで客席でじっと座って眺めてるだけなのが苦痛だったくらいです。体を揺らしたり、躍ったりしたくなる。たぶん曲中で一番楽しいのは、ステージに立ってパリパリ踊ってるあの人たちなんだろうなあ、と半ば本気で羨ましくなりました。中でも良かったのは、岸谷・寺脇・三咲さんの3人が歌う曲と、着物をうらおもてにして舞い躍る曲と、前半最後の謝肉祭(違う)のエロ曲です。もう普段サザンきかないものだからまったくもって曲名がワカリマセン。あ、ラストで歌った生命力に溢れる「FRIENDS」もすてきでした。わたしのかわいい妹は、いまではつめたい土の中。
岸谷五朗さんかっこよかったです。すっかり寺脇派より岸谷派になって帰って参りました。チャンバラのシーンの身動きとか、ダンスとか、しなやかな背中の筋肉とかにもうメロメロ。歌声もいいですし。笑いシーンのノリというかアドリブ的なのは寺脇さんのがうまいんですけどね。あと、三咲レアさん。前半終わるまで誰が演じられてるのかわからなくて、でも唯一あちこち露出されているお姿、ゆえに誤魔化しがきかないのにもかかわらず華麗な身のこなしですっかりオリエに見惚れてたのでした。後半で歌い方が宝塚のひとっぽいなーと思ってたら案の定、元宝塚の方だったのですね。素晴らしかったです。そして肝心のクラウディア・本田美奈子さん。はじめはぶりっ子風な喋り方の演技にうえーと思ったし、岸谷さんと父娘というのは無理があるのでわ…え、20歳の設定?!と意地悪なことを思いもしたのですが。後半でソロが入ったとたんに納得しました。凄えイイ声ー歌うまいー。
そして私が実は一番楽しみにしていたジャニーズJrの風間俊介くん。第一印象はといえば。声かっけーーー!低音の素敵な響きに惚れ惚れしました。龍の子はとってもおいしい役ですね。長刀を振り回しばったばったと民衆をなぎ倒す姿に神を見ました。なんなんですか、あの首の角度!ぽやーんとした容貌ながらも声は男前だし!声の演技は間違いなく一番よかったと思います。声帯ハンサムの賞号を捧げます。そんな風間くんもカーテンコールでは田中邦衛の真似をして「ありがとうぅ〜」と挨拶をし、声帯ハンサムが台無し(笑)。でもそういうとこがジャニ魂ですてきでしたわ。
まったくストーリーには触れていない感想ですが、いいのです。とっても楽しめた公演でした。思わずパンフを買ってしまった。ほんじゃにからお花もきてましたよ。