新選組! 新選組誕生

前半のクライマックス、とうとう芹沢鴨が粛清されたわけですが…、あれですね、ドラマが完璧過ぎると感想書く気持ちが起きてこなかったんですよ。それくらい素晴らしい回だったと思います。主人公萌えな私としては、襲撃前の飲み屋での芹沢と近藤さんの会話がたまりませんでした。容保から賜った「新選組」の名を見せて芹沢に意見を乞う近藤、最後まで同志であることを否定しなかった近藤に、芹沢はああもう駄目だと思ったのかもしれないですね。誰も信じず生きてきた芹沢と、誰かれ構わず信じちゃう近藤勇。前に「私は芹沢さんを信じます」と言った近藤の姿勢が、ここまできてもまだ変わらなかったことに、芹沢は最後に救われたでしょうか。まだ芹沢を助けようと忠言しようとする近藤に、「鬼になれ近藤。鬼になって俺を食っちまえよ」「明日からその名でいけよ」という芹沢は凄く大きなひとでした。父親のような。覚悟を決めた男はうつくしいよ…。