世界の中心で、愛をさけぶ

9/10、最終回。DVDがぶっ壊れたので、実家に緊急連絡しビデオを録ってもらう。亜紀の骨をまく、ラストシーンが良かったなあ。グランドのトラックを手を天に差し伸べながら走る大人朔太郎(緒方直人)。がんばれ、と笑顔で笛を吹く亜紀。ああちゃんと見送れた、昇華できた、というのがものすごく伝わってくるやさしい場面だった。あと、骨の瓶の使い方も、「亜紀といた時間を忘れないため」ではなく、「亜紀が死んだ、という事実を忘れないため」に17年間も持っていたのだ、という表現の仕方はすてきだった。回顧によって現実から逃れるためでなく、亜紀がいないという現実に戻ってくるために必要だったのだと。
あと、各々のお父さんとサクとのシーンがすてき。「おまえがトドメをさしたんだろう。もう死ぬって、わかってて」「死人の願いぐらい、なぜきいてやれない?!」と息子を殴り飛ばした実のおとうさん。17年ぶりにやっと来たサクに「よくがんばったな。もう充分だよ」と言ってあげられた亜紀のおとうさん。男親たちのサクへの接し方に泣けた。大人になっても、昔の彼女の父親の前に出ると昔の態度に戻っちゃうサクちゃんも可愛く。あのシーンで緒方直人と山田孝之くんが重なって見えて良かったなあ。まるで緒方直人が山田くんの真似をしてるようだったけれども(笑)。

結局最終回まで見れたのはこれだけだったか。ビーチボーイズじゃなくってウォーターボーイズ!も南くんの恋人も途中で脱落。あとはラストプレゼントを中盤から見始めたくらいで。新選組もまだ生き残ってますが。