新選組! #流山

局長かなしすぎる…。もうすっかり諦めてるじゃないですか。時代のことも、自分たちの立場も、未来がないことも、もう全部わかってて受け入れている、そういうふうに描かれているのが意外だった。もっと最後まで猛進していくのかと思ってたけど。だからこそじわじわと余計に悲しい。その上で潔く武士でいようとする姿が。出頭するところ、史実で見るとなんで?って不思議だったんだけど、官軍に囲まれててあの状況だったら、三谷式大河の近藤勇なら出頭するだろうなあと素直に思えた。「拒めば攻め込まれる!」というシーンで一瞬、合戦になって隊士の死体の山になってる屋敷のなまなましい風景が頭をよぎりました。局長がそんなことさせるわけない。
加納とのご対面。加納さんの演技も慎吾ちゃんの演技も良かったなあ。勇の口元がふっと綻んで、「加納くん、お久しぶりです」と優しい顔。加納も目にいっぱい涙を溜め込んで「ご無沙汰しています、局長」とふかぶかお辞儀。加納のうるうるきてる表情に、静かな覚悟を見続けてきた40分積み重ねてきた涙がどばーと出てきてしまいました。
くちびるを開いて…閉じて、微笑んだ。菩薩のような顔だと思った。局長。さいごになにを言おうとしたんですか?世情に疎くてわかんなかったり、色んな事情に飲み込まれて言いたいことが言えなかったり、私はいつも局長のそんな顔ばかり見てきた気がする。でもそれで、よかったんだね、

来週最終回ですよっと。