父帰る/屋上の狂人 (新潮文庫 草 28-2)

父帰る/屋上の狂人 (新潮文庫 草 28-2)

★★★ ほんと短い。これを劇にして、演技で何らかの感情を揺さぶろうっていうのはもしかしてものすごーく難しいんじゃ…?「父帰る」は最後の「狂気の如く出で去る」が目の裏に浮かぶようでよかった。狂人はとにかく萌えられそう…「嫌やあ、嫌やあ」って…!弟の存在もいい。いっしょにきれいな空を見上げた心地になった。短いながら無駄がなくすてき。他に「海の勇者」「時勢は移る」「義民甚兵衛」「敵討以上@恩讐の彼方に」「藤十郎の恋」など。義民と藤十郎もつよしで観てみたかったかもなー。