ポツドール「夢の城」@THEATER/TOPS@新宿

若者たちが共同生活を送るワンルームマンション。そこに住む男女には一切恋愛感情は存在せず、「性欲」の処理のために適当に性行為を行い、物事を解決する手段として頻繁に「暴力」を振るう…最低な人間たちの最低な生活。しかし舞台上で展開される彼らの価値観の「ズレ」は「逆転」を呼び起こし、やがて見ている側の目には「暴力と性欲」が支配する最低だったはずの世界が徐々に『夢の城』と化していく。 目の前の光景に徐々に同調していく自分に気づいたとき、観客はもうポツドールの手のひらの上…。

あー。「ここでもテレビに呑まれてる」とか「この部屋を出るのが名残惜しいんだな」とか「親と何かあったのかな」「あのゲーマーは引きこもりかな」「体は重ねるけどそれ以外の会話ができないんだな」「犯罪でもしてきたのかな」とか色々推測する面白みはあったけど。舞台セットの細かさとかライティングの感じとかセリフらしいセリフが一切ないとことか。でもお芝居として、私的には無し。私の中にこういう「リアル」が無いせいかもしれない。R18とか断り入れなくていいのかな、性器出っぱなしなんですけど。

  • 開幕前に大音量でかかってたすてきな曲は岡村靖幸の「Sex」というらしい。世代じゃないから知らなかった。あの曲と雰囲気がいちばん良かったかも 笑
  • 好評価な人々の感想を読んでみるとあーそういうふうに受け取れるんだなあ、と興味深くておもしろい