ハチミツとクローバー@スガイシネプレックス札幌


「あの日の海はあんなにキラキラしてた」
誰かに恋をしたとき、世界は違って見える。誰かを好きになっても、必ずしもその相手が自分を好きになってくれるとは限らない………

貧乏だが楽しい学生生活を送る美大生・竹本、真山、森田。手先は器用だが、人間関係は全く不器用な純朴青年・竹本。クールで優しい真山。そして天才的な才能を持ち、突然いなくなってはふらりと帰ってくる奇人・森田。ある日、花本先生の親戚のはぐみが入学してきた。可憐な容姿に似合わずダイナミックな絵を描くはぐみにひとめぼれする竹本。そして、久しぶりに学校に帰ってきた森田も一発で恋に落ちる。。「描くことは生きること」と絵に対する情熱を迸らせるはぐは、周囲の期待と森田の存在に平常心を失い、絵が描けなくなってしまう。美術では天才的才能を誇る森田だが、はぐに対しては不器用な愛情表現しかできない。
一方、真山はバイト先の建築デザイナー理花に想いを寄せる。亡き夫の影を追う理花への思いを止められない真山を見つめるのは、山田あゆみ。勝気な山田もまた報われない切なき思いを胸に秘めていた。年上の女性に振り向いてもらえない真山は、自分を慕ってくれる山田に同じ態度をとってしまう、大好きな真山に告白する前に失恋してしまう山田は、気持ちの行き場をなくしてしまう。
交錯する5人の片想い。重ならないベクトル。交わらない2つの三角関係が始まる。

監督:高田雅博、脚本:河原雅彦・高田雅博、音楽:菅野よう子、漫画原作:羽海野チカ
キャスト:竹本祐太/櫻井翔、花本はぐみ/蒼井優、森田忍/伊勢谷 友介、山田あゆみ/関めぐみ、真山巧/加瀬亮、花本修司/堺雅人、原田理花/西田尚美

  • 森田さんとはぐちゃんの惹かれ合いっぷりがよく描写されていて気持ちよかった。天才同士萌え(竹本ごめん…)
  • 漫画だとこの二人はもうメルヘンというか浮き世離れっぷりが凄いんだけど、実写では逆に現実的な問題にブチ当たってせつなさを醸し出してる真山・あゆ組の方が荒唐無稽に見えるってのが面白い。
  • 真山・あゆ側の話は、野宮とかが絡んできてからのがより抉られて焦点が合う感じなのでこれくらい軽いのはしょーがない
  • 中盤、目を逸らしたくなるような痛々しさというか甘酸っぱさは描写されていてなかなか。
  • 森田=伊勢谷友介が意外とかっこよくはまっていた
  • はぐ=蒼井優ちゃんの可愛らしいこと! ★★★