ライブドア事件
- 作者: 大鹿靖明
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 90回
- この商品を含むブログ (65件) を見る
アエラ記者が取材したライブドアショックの顛末と裏側。次から次へといろんな役者が出てきて読み応えはあった。ライブドア社長、以下幹部(宮内・熊谷・中村・野口)、村上ファンド(ぎょろめ)、フジサンケイ(ひえだ)、楽天(みきたに)、ソフトバンク、証券会社、外資、弁護士事務所、政治家、銀行(西川)…みんながこの資本社会のなかで自分たちの利益だけを追い求めて暗躍する、まさに魑魅魍魎。うんざりする。ライブドアが犯した罪や、ニッポン放送買収の顛末がおおまかにでも理解できた点で読んでよかった。事件後、幹部や社員たちがどうなっていったのかが気になるところ…どの事件でもそうだけど、それが起こったあとのことについてまではニュースではフォローしきれないんだよな。事件はきっとそこでは終わっていないのに、世間では終わったことになってしまう。所詮他人の人生だからだろうか。
「株価が700円を超えたときの、宮内さんと中村さんのホッとした表情を忘れられませんよ。『ああ、良かった。堀江に迷惑をかけずに済みそうだ』と言っていましたよ」とクレディ関係者は言う。
逮捕前日の2月21日、熊谷は私との最後の電話で、「こういう形で僕たちが潰されていくのは本当に残念。でも面白かったでしょ?こんな奴ら、めったにいなかったでしょ」と語った。
上の引用からも、少し、ライブドア寄りな書かもしれない。「ヒルズに恋して(違)」がまた見たくなってきたヨ。
妄想炸裂を読み終えた直後に読み始めたので、ウッカリ宮内×堀江を考えそうになっただなんてナイショです。
耐震偽造のこういう書もあれば読んでみたい。
- 作者: 香取慎吾
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
いまやっと年が明けて2月経ったとこあたりです。寝る前に半月ずつ読んでるもんで。一気に読めないと言うよりは、見終わっちゃうのがさみしくてちょこっとずつ進めてるかんじ。しかしそのせいか夢見が悪い 笑。どこかのブログさんで「慎吾がちっちゃな欲望を身近なものたち(ビールやアロマやコップ)でちまちま満たしているのがわかる日記」と評されているのを読んでそのとおりだなあと思った。今んとこ。そんで意外と中居様の名前出現率が高いのはやっぱり師弟(おやこ?)だからなのか。くく。これからも毎日ちまちま読んでこうと思うデス。読了時また報告します。
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2003/12/18
- メディア: 単行本
- クリック: 43回
- この商品を含むブログ (235件) を見る
★★★★ 瀬尾まいこさん初読み。不思議とよかった。文学と、生徒に救われる話。生徒の垣内くんがまたいいこと言うんだよ。不倫相手浅見さんはちっともいいと思えなかったけど、きっと主人公と感覚が似てたから好きになったんだろうなあ。主人公とその弟のちょこっと変人具合が心地よかった。短いし、さらっと読めます。