言ノ葉ノ花/砂原糖子

言ノ葉ノ花 (ディアプラス文庫)

言ノ葉ノ花 (ディアプラス文庫)

評価の高いこの作品。特に序盤、惹きつけられてどんどん読めた。攻の長谷部くんがいいやつ!外面はそっけない仏頂面なのに、心の声は凄く素直でかわいいのだ。聞こえてくる声とのギャップに萌え。余村がほだされるのもわかる。なだけに、もう一歩踏み込んでその後の経過を描いてくれたらもっと満足だったのになー。長谷部の嫌な部分(生々しい部分)があまり出てこないままだったので、声が聞こえなくなっても本当に余村が長谷部を好きになっていく流れが薄かったような気がする。意外とエチシーンがえろくて吃驚しました。イラストの力も大きい。あと、ラストの締め方がとてもきれいですてきだった。