禁断のパンダ/拓未司 ★★★


第6回このミス大賞受賞作。あんまりにも「ミステリーとしてはいまいちだけど美食パートの表現が秀逸」と言われまくってるので読んでみました。…確かに!実際の料理人でないとこれは書けないんじゃないのーと思ったらやっぱり元シェフの方みたいです。キャラとしては、妙齢の男性の登場人物3人がちょっとかっこよかった。料理人の幸太と、その友人と、刑事の青山。作者さんがそのくらいの年齢だからだろうか。ビストロコウタはいい店だなー。三宮の生田神社の山手側にある設定なので、よくそのへんで遊んでいた身としては親近感。事件の動機というか目的は、奥さんの友達が行方不明になった時点で何となく読めたけど、最後の最後でちょっとオッと思えたのでよかった。…ミステリーの感想はぼんやりとしか書けないので書きにくいですね。