怒涛の2日間、そしてこれからも

23日木曜の朝9時。お友達からのメールで知りました。「草なぎ剛、公然わいせつで現行犯逮捕」。心臓止まるかと思った……。詳しいことを知るために起き出して特ダネを見、事の次第を聞く。酔っ払って深夜、都心の公園で全裸で大声を上げ、通報され、警察が来ても抵抗したので保護シートで拘束された。正直、もっと悪い、致命的なことを想像しつつこわごわテレビつけたので、一瞬ちょっとほっとした。 けど、どんどん仕事のこととかが思い浮かんで、 映画公開は?特番は?明日のいいともは?ぷすまは?他のレギュラーは? 失ったものとかけた迷惑を考えるとくらくらしてくる。それからずっと、テレビとネットを見れる限り追ってました。「草なぎ容疑者」「赤坂署から原宿署への移送の映像」「家宅捜索、押収品なし」「事務所コメントで当面自粛」。呼称と見出しのイメージの悪さに慄く。まさか本当にこんなことがあるだなんてと。つよし、どうしちゃったんだよ、一瞬で色んなものが消えてしまうって吾郎さんのときにもわかったはずなのに、表で服脱いじゃだめじゃん。夜中にそのよく通る声で叫んだりしちゃだめじゃん。 面倒見てくれる人の居ない場所で深酒しちゃだめじゃん。酔い方は今までの剛のヨッパ伝説そのままなだけにせつない。すぐに服を着ていたら、身内がそばにいたら、こんなことにならなかったのかと思う、けど、現実にもう起きてしまった。
翌日金曜、「剛欠席のいいとも」「13時過ぎ釈放決定の報」「14時半釈放の映像」。色んな報道を見、コメントを聞き、ブログを読んだ。うかつな剛にばかっ!って気持ちと、大きくなる報道に慄く気持ちと、心配な気持ちと、色んな人が擁護してくれて有難い気持ちと、不安な気持ちでぐるぐる。浮いたり沈んだり。
そして、「21時からビクターで会見」。NHK9時のニュースと、報ステを見ました。
大丈夫だ。少なくとも、私が15年見てきた剛の像とブレてない。それだけで私はこれからも好きでいられる。
そう思いました。ちゃんと指導を受け、かつ自分の中から言葉を探して弁を述べ受け答えしていた。目線も顔つきもしっかりしていた。正直、もうちょっと揺らぐかと心配していたけど、さすがベテランスマップ、という落ち着きだった。
「どういうときにお酒を飲みたいと思いますか?」「メンバーからはどう注意されたのか?誰に注意されたのか?」 このあたりの質問で時間がかかったときはどきどきしながら待った。
「スマップに、戻りたいという気持ちはありますか」「それはもう、すぐにでも戻りたいですよ」 間髪入れない回答に本音と焦り、苛立ちを見て、落ち着いて落ち着いてと祈った。
「しばらく芸能活動ができない可能性がありますが、お気持ちは?」「つらいです」
「今後お酒は飲みますか?」「今はまったく飲む気になれません。僕が成長して大人になったら、おいしいお酒が飲めるようになると思います」
誠実で、正直で、言葉はうまくなくても伝わるもののある会見だったと思う。


なんだかすごいことになってしまったけど、迷惑のかかった関係者にごめんなさいをして、帰ってきてほしい。剛もスマプもこれからが大変だけど、私は待ちます。クサナギツヨシにはそれだけの価値がある。
今そんな気持ちです。