SPACE BATTLESHIP ヤマト


映画、行って参りました。私は原作未読、昔のアニメも見たことないので、ヤマトに関する知識はぼんやりと「宇宙戦艦がイスカンダルを目指し宇宙に飛び立つらしい」というあの歌の歌詞の部分だけ。登場人物は古代進と森雪と艦長(とその有名なセリフ)ぐらいは知ってますが、詳しい人物像はまるで知りません。アッチャーって部分もあったけど、怒涛のピンチに襲われるあたりはテンポよかった。けっこう設定が地球規模で絶望的なのね。



  • 最後の宇宙戦艦が旅立つ理由が嘘だったり、その裏にあるほんのわずかな希望にすがった賭けだったり、ってのは好きな設定だった。原作でもああなのかなー?
  • ワープかっこいいよ、ワープ! あの巨大な宇宙戦艦が一瞬で、危機一髪で、ワープするとこが映像的に私の一番好きなとこでした。敵攻撃を舵を取ってかわし古代を回収してワープ!と、イスカンダル直前で追い詰められて適当に座標を入力していちかばちかでワープ!と、イスカンダル中心部に下りていくために迎撃設置型の兵器をヤマトが急直下行して破壊した直後にぎりぎりワープ!のみっつー。かっこいー。
  • 古代が慕われてる描写がやけに恥ずかしかったんだけど。一を捨てて十を拾わなければならないトップの苦悩、みたいのも描かれてたけど、第三艦橋を切り捨てるあの描写はきっついよなあ。そこまで描かれてた古代の描写と真逆なだけに余計。
  • 勝気な森雪。どうなんだろ、元々のアニメの森雪はもっとおしとやか?っぽいイメージなので原作知ってると違和感すごいだろうけど、私はわりときらいじゃなかった。
  • 頑張って入れたっぽい恋愛要素はいらなかったかも?w
  • エレベーター?のドアが閉まってシマと気絶したユキを見送るときの木村古代の顔はよかったでし。
  • 高島礼子と猫が可愛かったニャー。沖田艦長は前半は厳しく、後半はオチャメだった。あの指だけの敬礼、そしてウィンクだけの敬礼、きゅーと!
  • 劇場版ガンダム00と話の流れが一緒でびっくりした。宇宙もののスタンダードなんだろうなあ。00のテーマは「対話」「分かり合い」だけど、今回の実写ヤマトはそれより設定に「絶望」が色濃くて「勧善懲悪」だった。