GANTZ

原作未読。こういう話だったのかー。なかなかに面白かったけど、もーっとグロいかと思ってました。十三人の刺客のほうが衝撃は上だったかな。

  • 起こる事象はサイレンっぽい異次元転送ものだけど、なんとか星人、が出てくるとこをみると宇宙人ものなのかなー。
  • 玄野@ニノと加藤@松ケンが小学校の同級生でいじめられてたのを助けたりしてたというわりに回想が挟まってこないのが不思議だった。玄野の心の変遷は描けてたような気もする…。昔はデキる子だった・今は冴えない大学生→ガンツ世界でもう一度ヒーローになりたくて暴走→仲間の死で目が覚め、努力し仲間と強調して戦っていこうと決意。実際、あのルールで100点取って生き返らせようと思ったら、真面目にやればやるほど、一緒に戦う仲間を思いやればやるほど、果てしのない絶望的な道になるわけだよね。たーくさんの人が死んでったのに、自分の好きな・近しい人だけ生き返らせればいいのかって問題もあるし、1ミッション10点ぐらいしか取れないとしたら、100点取れるまでに更に何人死ぬかわからなくて終わりがない。そういう意味では、やっぱり一度死んだらどんな理由があれもう諦める、という当たり前の摂理に従ったほうがいいんだろうけど、それができずに足掻いてしまうのが人間というもので。たいへんだわ。
  • 異世界武器としては、特殊能力なんかなくって、スーパースーツと銃だけ。戦いはわりと肉弾戦。そういう意味ではスパイダーマンとかに近いのかなーという気がした。あのスーツほしいけど、体のラインが出過ぎなので着たくないですw上から洋服着ててもふくらんで変だしねえ。
  • 指令を出してくるガンツの「行ってくだちい」とかのメッセージの口調とか、採点のときの一言とか、コミカルなのがいいね。
  • 最初のミッションで玄野に「岸本見すぎ」って出た時、一瞬「加藤見すぎ」かと取り違えてきゃっほう!となったことをお許しください。
  • 大仏さんとの戦闘のくだりでは心の中で爆笑だったんですがそれは正しい見方ですか。いや、だって、あれはギャグだおね?
  • グロいシーンはあるけど、席を立つほどではありません。エンドロールの曲、雰囲気に合っててよかった。
  • 4月公開予定の後編では吉高ちゃんの役・多恵がキーポイントになるっぽいのでまた観に行こうかなとは思います。それにしても吉高さんの声、かわいいよね。声優業とかやんないかなー(と思ったらミチコとハッチンに一応出てたんね)。
  • 原作はもっと詳しいはずだし読みたいなーと思ってあまぞん見に行ったら、どうやら映画はだいたい8巻あたりまでを映像化したものの模様。既刊は30巻まで出てるけどまだ続いてるんですね。