大奥 5巻/よしながふみ

犬公方綱吉と貧困の出の右衛門佐。地位や性別の違いはあれ、将軍と町民のさだめが「子を成すためだけの存在意義」でリンクするのはすごいなあ。赤穂浪士の討ち入りにもうまく男女逆転を絡めて、ここから吉宗の時代に繋がっていくのが見える構成。老いた有功と玉栄の邂逅もあったりして、縦に時代が流れていくのがわかるのは時代物の醍醐味だね!綱吉はとてもせつなかった、5巻6巻面白いです。
6巻感想→ http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20110512#1305207706