京都高雄 三尾めぐり

新年早々、帰省がてらぷち旅行してきたのですよー。京都駅からそんなに離れてなくて、気軽に行ける、混んでないところ…というので決めた高雄。泊まったのはもみぢ家さん(http://www.momijiya.jp/)。本当は秋の紅葉がハイシーズンで見事らしいのですが、初詣がてらあまりひとけのないお寺を回ってきました。三尾=高雄山の神護寺槇尾山西明寺・栂尾山の高山寺。写真だけ並べとくー。

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野ばらの恋/砂原糖子

BL1冊目。鼻持ちならない医療機器メーカー社長息子が、山奥の老人ホームに研修派遣され、若者恐怖症の25歳の園長を好きになるお話。異文化交流系BLですね。設定はあまり好きな感じではなかったものの、読んでみたらちゃんとキュンときました。攻が受にあわやごうかん、な勢いでがっつくシーンとかはらはらしたしね。攻と受の視点が交互に出てくるので心情もわかりやすいです(ただ、こういう方式の描き方のときってネタが枯渇してるときだと思ってるんですけどどうなんでしょう・笑)。声的にはすわべさん×のじまさん、みたいな感じ。

ダブル・バインド/英田サキ

BL2冊目。全然犯人捕まってないっ!ところで終わったのでええ?!と思ったら、続き物でもう4まで出てるのですね。高校時代剣道部で先輩後輩だった刑事の上條×サイコロジストの瀬名。あと瀬名の昔の恋人でヤクザの三代目新藤×愛人の葉鳥。餓死事件を機に始まるお話。瀬名がかわいいなー…何かを思い起こさせる…と思ったらたいばにだった。バニーちゃんぽい。あとヤクザも絡んでくるのでちょっと聖なる黒夜も思い出すけどずいぶんやさしめです。上條と瀬名の関係、意地の張り合いとか言い争いは可愛くて良い!

おくりびと

テレビ放映にて。静かな空気とモックンの涙でなんとなくいい映画だなあと思ったけど、終わって思い返してみたらかなりシンプルなお話で、だからなんだwとなったりした。主人公の納棺がすぐに手馴れてて才能あったんだなーと思ったり。今は都会ではそんな、葬儀関係の仕事だからって職業蔑視とかそういうのある?あんまないよね?と考えたり。てっきり広末(奥さん)が病気か事故でしんで納棺するんでしょー!と思っててごめんなさい。お父さん問題に帰結する話だったのね。映画1作目。

困ってるひと/大野更紗

一般書1冊目。ビルマ支援で上智大学の大学院生だった著者が自己免疫疾患系の難病「筋膜炎脂肪織炎症候群」を発症し、病名もわからないまま病院をたらい回しにされ、激痛を伴う検査を受け、ステロイド投薬治療で死にかけ、おしりの肉が流出し、退院を迫られて一人暮らしをするために社会福祉制度と格闘する、その一年余りをユーモラスに書いた連載が本になったもの。文章に慣れるまで出だしはちょっと読みにくそうだなーと思っていたのが、発症してからの出来事を書いていくくだりから面白くなって最後まで読めました。危篤状態になる6章で親の顔が朦朧と見えたときの独白はさすがにつらかった。痛そうな検査の描写と、あと頼っていたお医者さんの心無い一言を偶然聞いてしまうくだりとか、ショックが伝わってくる。在宅で通院しながら区の支援はいくらでどこまで受けられるものなのか、そのあたりももっと読みたかったな。誰でもある日こうなるかもしれなくて、それには理由なんかなくて、理不尽でこわいなーって思う。作者さんガッツあるよ…。



今年から、読んだもの見たものに番号をつけて数えてくことにしてみようかと。そうすれば年末に改めて数えなくていいしwなぜ今までやらなかったのかw