HERO<英雄> (10/10)

日曜洋画劇場で見ました。これは…どう考えても映画館で観た方が良かった部類の…チッ当時見逃したんですよねー。過去を回想して、しかもそれが嘘っこだっていう、あの構成は正直好きじゃありませんが、それを映像化した色彩が物凄く素晴らしいのでヨシとします。虚偽ごとに衣服の色が赤・青・白と変化しているのもわかりやすくて。ラストの終り方が好きでした。始皇帝についてまったく知識がないのが痛いところ。「国」「国家」というものの宿命に思いを馳せる。「天下のことを思ったら、個人の恨みなど小さいものだ」と言い切っちゃうのは何とも。トニー・レオンの書いた「天下」の書を見たかったなあ。