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- 作者: 光原百合
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: 単行本
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★★★☆
光原さん初読み。いわゆる安楽椅子探偵もので、聞いた話からその出来事の真相を解き明かす。探偵役は役者(というか劇団員)というのがちょっと変わってるかな。度会恭平(演出兼役者)と風見爽馬(役者)という二人の探偵役が、どっちも鋭い・どっちも探偵役っていうのも珍しい。普通はどっちかはワトソンだ。二人の姿かたちが脳裏に浮かんでこなかったのが残念。この二人が劇団Φ(ファイ)立ち上げのために脚本家や制作や女優を集めてまわる、その過程で相手の抱えるちょっとした不思議を解いてみせ、いつのまにか相手を取り込んでしまう。度会の変貌ぶりにはキューンとくるしもっと読みたくなる。人の事件が中心なのでもっと彼ら自身の話、劇団自体の話も読んでみたかったな。キャラが魅力的で読みやすかった。
- 花をちぎれないほど… <脚本お響
- 彼女の求めるものは… <制作シロちゃん
- 最後の言葉は… <舞台装飾・橘
- 風船が割れたとき… <女優遼子・スポンサー
- 写真に写ったものは… <稽古場 愛美
- 彼が求めたものは… <女優 2話目と連動
- …そして、開幕 <旗揚げ公演の劇場
どうでもいいけど、タイトルの付け方がつまらないと思う。本自体のタイトルも。
鋼の錬金術師(12) 初回限定特装版 (SEコミックスプレミアム)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2005/11
- メディア: コミック
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★★★★
特装版で4コマ小冊子が。たのしい。本編も、大きく動きあり面白い。大総統VSリン・ランファン、兄弟VSスカー、ウィンリーが両親の真相を知る、エドがウィンリーをかばう(エドかっこいい!)、ウィンリーのせつない自覚、大総統がホムンクルスとやっと周知、グラトニー暴走、そして大佐は足手まとい(笑)。まだみんなわりと生きてるのでこれからどうなってくんだろー(特にスカー)。それにしても原作のエドはマジかっこいい。シリアスシーンと戦闘シーンと織り込まれるギャグシーンの案配が最高。