THE 有頂天ホテル

わー。初日に観に行くとかしちゃった。成り行き上。なんか、安定して普通に面白かった。登場人物多かったけど、誰それが除け者で放ったらかし、ということがなくて安心。強いて言えば唐沢さん役がちょっと割りを食ってるくらい? 慎吾ちゃんは佐藤浩市と同じくらいストーリーの流れのメインを担う役柄だった。何カ所も声をあげて笑えたのだけど、覚えてるのは西田敏行さんのシーンくらい。小ネタが多かったからかなあ。役所さん@副支配人の性格すごくよかったあ。小さい事が、繋がって収束してく感じはなかなか。ミステリーではないし「ああそうだったのか!」という謎解きやどんでん返しの驚きがあるわけではないからカタルシスは低めだった。携帯電話は、あー入れ替わるんだろおな、とか思ってたら甘かった(笑)。うん、あそこのドタバタシーンは笑ったなあ。いいシーンがたくさんあって、たくさんの人の人生が・大晦日たった1日ホテルで繋がる、その感じがせつなくもあったかい。私たちはあーこういうふうに生きてるなってわかる。だけどただ単純に、ぷっ・ぷくく・うひゃひゃ!と笑みが零れる楽しい映画。実は私は「笑の大学」の方が好きれしたけど(笑)。上映前の予告では「博士の愛した数式」と「県庁の星」。単に、織田さんの泣き顔と泣き声見たさ。