タイヨウのうた

  

海辺の町に暮らす雨音 薫(YUI)は16才。学校に行かず、陽が沈むとギターを持って駅前の広場で自分の作った歌を歌うのが、彼女の日課。昼は眠り、夜になると活動するという普通の人とは逆の孤独な日々を送っている。太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えているからだった。それでも薫は、レストランを経営する父親の謙(岸谷五朗)と母親の由紀(麻木久仁子)、親友の松前美咲(通山愛里)のあたたかい愛に支えられ、毎日を明るく生きていた。そして何よりも、彼女には「音楽」があった。
そんな彼女にも、密かな楽しみがある。午前4時、日の出前に帰宅し高台にある部屋の窓から外を眺めると、そこにはサーフボードを抱えたひとりの少年がたたずんでいた。藤代孝治(塚本高史)18才。美咲と同じ学校に通う高校生。薫は彼に、恋をしてしまったのだ。

監督:小泉徳宏
出演:YUI塚本高史麻木久仁子岸谷五朗通山愛里
http://www.taiyonouta.jp/nofla.html

試写会行ってきました。@明治安田生命ホール。
高校生の初々しい恋愛模様、好きな子のこと考えてにやあってしちゃう、こういう感じあったなあとピュアな気持ちになれた。ちゃんと会話が微笑ましいしぷっと笑える感じなのが○。二人のシーンはとにかく印象的につくられてて、可愛くて、ほっこりなった。踏切の初対面、横浜でのライブ、昼間の海辺。中でも病気の進行に気付くシーンがこのストーリーの中でうまくはまっていていい演出、グッとくる。
ギターを弾き歌を唄う主人公に実際のシンガーソングライターYUIをキャスティングできたのも大きい、声が可憐で甘さがあって、彼女が命を賭けて奏でる歌にふさわしい。演技自体は直線的なんだけど、歌声と笑顔で充分補えてる。可愛かったなあ、そしてときどきあまりにも石川梨華ちゃんに似ていた……… 笑。
塚本くんもお馬鹿でまっすぐな高校生を好演していたし、岸谷パパはさすがの涙、麻木ママも悪くない、両親がしっかりしていたのがこの映画をシメてると思う。友達役の通山愛里(たぶんこないだ読んだ「角」の表紙の子だ)も赤フチメガネが似合っててたいそう可愛いかったし満足です。
うまくすれば、歌も売れると思うんだけど…少なくとも私はまた聴きたいなと思った。

Good-bye days

Good-bye days


っていうかもうドラマも決まってるんだね。

7月スタートTBS金曜ドラマタイヨウのうた』放送決定!
ドラマ版では沢尻が薫を、山田が孝治を演じることになった。
孤児院出身で現在無職の孝治(山田孝之)は、高校時代の親友らに誘われ、海辺の民宿でアルバイトをすることに。そんな日々の中、XPという難病を抱えながら前向きに生きる歌手志望のストリートミュージシャン・雨音薫(沢尻エリカ)と出会ったことで、一度は忘れていた音楽と再び出会い、人生が変わっていく。ドラマ版では、映画版では描かれなかった、山田演じる孝治と3人の同級生との群像や、孝治の初恋の相手で歌手の橘麻美松下奈緒)との関係なども描かれる。
http://www.tbs.co.jp/program/taiyouno-uta.html

沢尻さんまた難病の子の役…そして歌唱力がどうなのかが気になる。