FRY,DADDY,FRY ★★★☆

フライ,ダディ,フライ [DVD]

フライ,ダディ,フライ [DVD]

堤さんが気になるー!と騒いでいたら優しいお姐様が貸して下さった。やったーありがとう!
原作(http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20050902#1125676325)が好きだったので、映画も単純なつくりを踏襲してくれててうれしい。冒頭の白黒や演技その他では、んー何か不気味な演出をする監督だなあと思ったんだけど、進むにつれて違和感もなくなった。
スンシン(岡田准一)の哲学的なセリフは難しかったろうなー。かっこよすぎて、実際観てて何度か吹き出しそうになったけど、佇まいは本当に美しく。岡田ファンはいいなーこんなきれいな若い映像が残って。
鈴木のおっさん(堤真一)が泣くところでは私も貰い泣き。つつみんがあんなにブサイクな顔で泣くとは…!ぐっときました。鼻の穴がデカイれす(余計なことを)。
スンシンとの師弟関係・親子関係もたまらないものがある。二人のやりとりはちゃんと微笑ましく、くすりと出来る場面もあって見れて良かった。デパートで「息子も欲しかったな」っていうシーンはなかったけど木の上があったからいいや。あと「テヘッて笑ってんじゃねーよ」もあったし。芝生のシーンもよかったな。鷹の舞はちょっと難しいよな。さすがクライマックスがたくさんあるだけあって、色々思い出す。そうそう、個人的には鈴木さんが全編通じて結婚指輪をずっとしてるのが萌えでした。
「本当の強さとは何か、本当の勝利とは何か」その部分はやや弱いものの、色鮮やかな青、吹き抜ける風、何も考えずに観て爽快な気分になれる単純明快な映画。


イ・ジュンギくん(ホテルビーナスのボウイだ)が韓国版を撮ってるみたいです。
http://korea.nifty.com/korealog/2006/05/post_2210.html

映画『フライ、ダディ』は、危機に瀕した39歳の肝っ玉の小さな家長・ガピル(イ・ムンシク)が、19歳でケンカの強いスンソク(イ・ジュンギ)の特訓によって英雄として誕生するという内容を描く作品。