それでもボクはやってない


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日本の裁判制度の問題点を描いた作品。こわすぎる、日本くそったれ、と思う。現実にままあることなんだろうと思えてしまう現状認識がこわい。「10人の真犯人を逃しても、一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」という冒頭のメッセージ、そしてラストの「どうか私を、あなたが裁かれたいと思う方法で裁いてください」というメッセージが印象的。観終わったあと、おそらく理不尽さ・無念さのあまり体がカーッと熱くなった。映画の中の冤罪の彼はそれどころじゃなかったろうな、凄い表情をしていたよ。
痴漢冤罪、という意味で「箱の中 (Holly NOVELS)」の堂野を思い出しまくり。ああ堂野はこうやって有罪になったのか…そりゃ刑務所で泣くよ…。それにしても加瀬亮くんも堂野に負けないくらい愛らしかったです。親友役の山本耕史くんも見れたしラッキー。