BL

HOME (アイスノベルズ)

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今まで読んだ木原作品の中で、いちばん弱くて、自分勝手で、幼くて、意思疎通のなってない2人。だけどきっと日常でも、このくらいの誤解や思い込みやすれ違いは当たり前のように起こってるんだろうなあ。その最悪パターンでいやになっちゃった。ふう。言葉にして、自分の気持ちを伝える・相手の気持ちを聞く、だいじなことだなあと。2人が失ったものは大きいような気も、ほんの小さなことな気もする。「合わない」2人がこれからどうなってくのか、良くなってくのか、そのへんが示唆されているようでいないようで、こっちも不安。篤が変わって、直己も変わらないと難しいんだろうな。それにしても攻がみんながみんな「箱の中」の喜多川や、「甘い生活」の文和のように強いわけがないから、これはこれで面白かった。救いはないけど(笑)
挿絵が合ってた。藤田貴美、といえば「EXIT 10 (バーズコミックス ガールズコレクション)」はもう持久戦の様相を呈してきてる。完結したら読もうと思いつつ。



yちゃんごめん、こっちから読んじゃった(笑)他の2編が楽しみ。



BLばかり読んでると一般書が懐かしくなります。そんなわけで今は「N・P」を再読中。さすがに異様な迫力があります。小説のちから。これが終わったらしばらく修行に入りますので禁欲します。