崎谷はるひ/恋は乱反射するシリーズ

恋は乱反射する。―1st Love“初恋” (角川ルビー文庫)

恋は乱反射する。―1st Love“初恋” (角川ルビー文庫)

漫画1作と小説2作で同時間軸にて別の3カプを描いた連携作品。順に、同級生意地っぱり同士、食えない年上攻×病弱で可愛らしい年下受、面倒見のいいモテ系年下攻×世話の焼ける大人な年上受、という各お話し、私の中ではかなり好きなカプとあんまり受け付けないカプがそれぞれ入ってて興味深かったです。まあ私の趣向をよくご存知の方はいっぱつでわかると思うんですけど(笑)、好きなのは「恋は乱反射する。―2nd to none“ひけをとらない” (角川ルビー文庫)」で、駄目だったのは「恋は乱反射する。―1st Love“初恋” (角川ルビー文庫)」です。「恋は乱反射する。―0 or 0《恋がはじまる》 (あすかコミックスCL-DX)」はふつう。明石のキャラが好きなのでむしろ印象はいいかも。白崎×淑実の思いが通じたときは、尽くしてきたのが報われてよかったねえ、とほんわかしました。漫画では白崎がかなり出張っていて、しかもなかなかインパクトのある見た目とオネエ言葉なので感慨もひとしお。続編の<I4U あなたのための私>で淑実側からの感情も描かれてたのも良かった。どんなけラブラブなんだよ、とすっかりアテられました。