聞こえない声/京山あつき
- 作者: 京山あつき
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: コミック
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まあまあ!なんてセンシティブ!絵は整ってはないしきれいではないしちょっと児童文学みたいで、それだけに味があって、その飾り気のない素朴な線で描かれたのがぴったりくるいいお話しだった〜。ブサイク受らしい野球部の後輩・引田がかわいいのなんのって。心情の描き方がうまいから、引田が先輩が離れていっちゃってさみしいのもよくわかるし、中盤過ぎで2人が星を見て和解するところでは不覚にもジーンとしてほっとしてしまった。引田くんの感情(先輩はかっこいくて好き、野球が好き、これからも一緒に野球をしたい)、実に素直で好感度大です。そんな引田が結局は今井先輩を許しちゃうとこではどきどきし、ラストのほんわかオチもすごく納得。うむ。かわいい話はいいなあ、心がアラワレルヨ。
「正直に言うと、オレおまえの裸撫で回したかったんだよね…ずっと」
「眺めてりゃあよかったんだよなあ」「触ろうとして…簡単に触れて…さわったらおまえが遠くなった」「…今井さん、どうして俺なんかさわりたいんですか…?」
「オメーバカだな!かわいいからだよ!」「おまえはカワイイ!おまえは星だ!それでいいんだ!じゃあな!」
じゃあな!(*´∀`*)