エスシリーズ

エス 咬痕 (SHYノベルス 133)

どこまで身体を開けばいい？どこまで心を許せばいい？

２冊目。同僚の刑事・永倉とそのエス小鳥遊の事件を通して、椎葉が自分と宗近の関係を怖がり決意を新たにする、ブリッジ的位置づけのお話し。宗近が活躍しきらなくてちょっとつまんなかったりはするのだけど。そのぶん二人の逢瀬のシーンはすてきだ。

エス 裂罅(れっか) (SHYノベルス)

大物ヤクザでありながら椎葉のエスである宗近。宗近に特別な感情を持っていることを意識しつつも、刑事というポジションを選んだ椎葉。だが、エスとのいきすぎた関係の危険性を義兄の篠塚に指摘される。その一方で、拳銃の密売人の情報を持つ謎の青年・クロと出逢う。さらに椎葉の姉を殺したかもしれない五堂という新興ヤクザの登場、椎葉の身辺を探る公安監察、大きな歯車がついに回り始めた！？
罪と罰。そして、贖われるべきものとは。

３冊目。新キャラも出てきてスピーディな展開。おもしろい。あーけっこう二人の関係性への葛藤はまんま受け取っていいわけなのね。４冊目に続く……!!