僕らの音楽@5/4 庵野秀明×草なぎ剛×香取慎吾

見ました。いやー久々に面白く、かつ興味深い対談だった!
OPの剛司会のカミカミを指摘する慎吾ちゃんは相変わらずうざいんですけど(笑)(もちろん愛だとわかってますヨ・笑)それでもしんつよで居てくれたからこそ、庵野監督に深いとこまで聞けたし、剛もリラックスしてタメ語交じりだったり、やっぱり慎吾の19年は伊達じゃないと感謝です。


●「慎吾おいしい、ずりぃ、きたねえ。俺ガラクのがよかった」っつーんですよ。は?ハル主役ですよねえ?
うはー。本音きた・笑。すぐに「ハルはハルで楽しい、もちろん」ってフォローしてたのが剛さんおとな!って感じでかっこよかったす。でもその通りだよね。「主役は主役をやらなきゃなんないから」と庵野監督が言ってたように、これは主役しかやらない(やれない?)今のスマプのジレンマをよく言い表してるなあと思ったですよ。吾郎ちゃんはだから舞台で主役以外もやってるし、何気にいい位置(適正な位置、と言いきってしまうのは吾郎ファンでない私にはできないけども)に移行してきてると思う。中居や慎吾は実は脇でもきっちり存在感出しておいしいとこ持ってけるし向いている、中居さんも次のドラマはそういう役どころがくると面白いのになと思うです。でも無理なんだろうな…。他の俳優さんと組ませるとスマプを主役に持ってこざるをえなくなるんだったら、そうだ!スマプ同士でつくっちゃえばいいじゃない!そしたら今回みたいに誰かが脇に回るんだからさー(結局そこか)(あ、だから私はスマ全員出演ドラマが好きなのかー)。


●演じた役との共通点
「見せられて良かった、心の奥底にあるダークな部分、あまり表現できる場のない僕なんですけど」。ああそうか、なんとなくそういう箇所は慎吾が見せないようにしてると思い込んでたけど、慎吾自身は、自分に暗い部分があるってことを、隠してはないんだった。黒うさしかり、この発言しかり。アイドルってのは自分に求められてる役割を、イメージを、空気を敏感に察してて、かつそれを体言できてしまう人たちだから。器用な慎吾なら尚更。こんなにもアピールしてるんだから、今の馬鹿明るいヒーロー路線で思う存分慎吾を使ったら、次はそういう仕事がくるといい。見てみたい。頼みますよミッチー&クリエーターさん!でも慎吾ってそういう暗黒な役を振るとのめりこんで、黒い部分が噴出して普段も扱いにくくなりそうでやだな(笑)。だからそういう仕事をやらせられないんじゃ…と深読みしてみる。しかし最後は「人形と顔が似てるよねー」ってな単純な話に収まるところとかが剛らしくっていい。


ナウシカ制作秘話
「日本のアニメが世界に通用してるのは、世界でアニメを量産してるのが日本しかないから。ここまで毎週毎週つくって、毎年毎年映画にしてるのは日本だけ。だからです」作り手側の、こういう冷静な受け止め方には何だかほっとする。
ナウシカ裏話ちょう面白い!笑
巨神兵が早く倒れすぎだ。溶け具合が早すぎるんじゃないか」「いやこれくらいでいい早く倒れるのがいい」「試写で観たときは落ち込んだ」……そんなことを真面目に討論してる宮崎監督と庵野さんもかっこいいな。それを聞いて「うふっふふふふ」とすんげー嬉しそうな剛さん、そしてすぐ慎吾の方を見て「おっもしれーな?!」って小学生のような顔をする剛さん。「宮崎さんの方のが、その、ダサくてですね」とかこんな公共の場で言っちゃう庵野さんがw萌えw


●しんつよの「絆」
「試写会のときも二人で来たりして、なんっかこう、仲良いですよね」ばれてる(笑)そっからはもうシンツヨの独壇場ですよ。うくく。


●「真面目になりすぎて困ってるんです」「慎吾だって昔に比べたら真面目になったじゃない」
慎吾の言うの、よくわかる。本音だよなーこれって。「つよぽんだけ大人にならないでよ」って慎吾は思ってて、だけど剛も実は「しんごがいつのまにか大人になっちゃった。フォローしてくれるし、器用だし、それに比べてダメだなー俺って」とか思ってるに違いなくて。つまりは互いに。シンツヨでいっしょにこの芸能界をなんやかんやと渡ってきて、剛の方が先に芸能の神様に振り向いちゃったってことなんだろうな。天職として見つけてしまったというか。慎吾はどっちかっていうと、「毎日違うことができて刺激的」とかそういう部分では合ってるから続けてるけど、まだ天職とまでは思い切れてない気がする。「家でゲームやって、その合間に仕事してた」ってまさしくそれ。才能豊かで、例えば他の何かでもきっと成功できる。でも慎吾が心底何か(ライブだったり遊びだったり制作だったり)に熱中して見せてくれる笑顔は私たちの宝だから、もう少し見させて欲しいなっと、これは願望です。どっちがいい悪いじゃなくって、そういう違うスタンスのしんつよだからこそこれだけ一緒にいても飽きないのかもしれないね。


●しんつよ(はどうでも)いーパターン。
またきた、青山劇場(笑)よっぽど悔しかったというか印象深く残ってんだろうなあ。ちっさくても男だぜって感じで、でも男の子らしく笑い話にして乗り切ってて、甘酸っぱいような胸苦しいような。そのときに互いのそばに居てくれたのが、慎吾で、剛で、良かったなあとその采配に感謝します。
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そして現在。「二人っきりで、散々わいわいやったあと、『俺、おまえといるとたのしいんだあ(しみじみ)』っつーんですよ!」「なんなんだよ、オレは楽しくないよーって、いいながらいっしょにいます」って言った慎吾の空気に不覚にも涙。うううシンツヨの19年……19年ってほんと凄いよね、私が高校のときからの友達ですら10年でしょ、しかもそんなに毎日とか・仕事場でもとか、そばにいるわけじゃないでしょ、ありえない。庵野さんもそりゃ薄笑いで「いいコンビですね」って言うよ。ちょこっとだけ慎吾が恥ずかしくて、そんで思いきりかわいいやつだなあと最後には笑顔全開になりました。

庵野監督はどう思ったかなあシンツヨのこと。芸能人(トップアイドル)でこういうふうにふたり寄り添って生きていたひとがいるってこと。傍目に見たら、「しょうがねえんですよこいつー」とか言ってる慎吾のほうが子どもに見えたと思うんですけどね。でも慎吾のとこは「こんなにこのひと幅があるんだ」「このひとは奥が深い」と言ってたし、特集番組でのアフレコ現場で「ふははー」と慎吾演技を見て笑ってた監督の理由がわかった気がします。
まだ子どもで、だからこそまだダークな部分や心の奥底を隠し持ってる慎吾。くそまじめで、あっけらかんとして、なのにどこかつかみどころのない剛。この二人のパターンを、面白くそして愉快に感じてくれているといいなあ。

アンエクスペクテッド

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