崎谷はるひ2作

チョコレート密度 (角川ルビー文庫)

チョコレート密度 (角川ルビー文庫)

偶然にも、どっちも相手の家でバイトなり働いてるうちにその家の主人とデキちゃう話し。まあ中身はえらい違いますけどね(笑)どっちが好きかっていうと後者かなー、もうちょっとこう、訳わかる感じだったら余計いんだけどな。
「カラメル屈折率(http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20061101#1162393601)」に出てきた城山先輩(攻)が、更に大人でとんでもない攻(風見)に出会って子猫ちゃん(……)にされてしまう話。前作内での1シーンのフリで慄いていた通りの内容でした。この、攻→受へと変えられる感じが、恥ずかしいんだけど、良かったです。それも微妙に、とかでなく思いっきりやってくれてるから。アンタそれやりすぎやろ!ってくらいに思いっきり。城山のプライドの砕けっぷりやら情けなさっぷりやらがかわいそーになるくらいです。風見は鬼畜だ…。おまえなんでそんなのに惚れるの、とは思いつつ、終盤のけっこうベタ惚れらしい風見の様子でようやく満足。私は攻→受に夢中でいてくれないと物足りないんですよね。なんだかんだで幸せそうな終わりだったんでまあいっか、と非常にボーイズラブ漫画っぽい感想を抱いて終わりました。あは、は。