ナンバー23@上野東映

動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は自らの誕生日である2月3日に、仕事で野良犬を捕らえようとしたが、墓地に逃げられてしまう。その後妻アガサとの食事向かった彼は、アガサから「ナンバー23」という小説をプレゼントされた。試しに読んでみると、そこには過去の自分とそっくりの主人公の姿が。やがて「23」という数字に囚われていく小説の主人公。同様にウォルターも「23」の悪夢へと堕ちていき……。

思いきりよくネタバレです。
23に憑りつかれた男の話。が、自分の名前のローマ字を足したら23だったり、歴史上重要な日付に23が含まれていたり、街中を歩くとやたら2と3が目に付いたり、32まで不思議現象にカウントしたりしやがるので、思い込みの激しいにんげんは大変だなあと思いました。で、オチとしましては、実はその本はウォルター自身が過去に書いたもので、自分が人を殺していたというもの…。途中はかなりダレますが、自分が殺人者と気づいたあとの、ウォルターの葛藤は意外にまともな夫・父親ぶりで、かえって好感が持てました。また、息子がいいこなんだよ。お父さんの妄想を馬鹿にすることなく、自分も自宅住所に潜む23を発見したり、23のなぞを一緒に考えてくれたり。付き合いいいなおまえ! 終わってみれば、23への執着度はともかく(だって明らかにこじつけだろってのが多数w)、意外と筋が通っていてナルホドーと思った。ジム・キャリーって、こんな顔だったんだー。
映画館を出てから、思わず連れと23探しをする。ちゃんとこの映画の公開日も11/23だった。
23エニグマ - Wikipedia