クローズZERO@新宿バルト9

 
やっぱり観に行ってきたよ!いやー映像と音楽と音、かっこよかった!いちばん好きだったのはオープニングのバンドの曲に乗って切り替えられるダイジェスト映像の数々。血が滾る〜! 殴るときの、腕の伸び方(早回しにしてスピード感を出す)が非常にきもちいんだよ。
以下若干ネタバレ。

芹沢多摩雄がとにかくすごい存在感。山田孝之くんはさすがですね。無表情なお顔に貫禄があって、背もちいさく(見え)て、眉が超細くて。登場のシーン、バイク乗れないくせに無理やり足引きずりながら真顔で乗っちゃう、なんてとこも笑いとインパクトが効いてて引き込まれた。こういう映画は主人公のライバルが魅力的でないと面白くなんないので、山田くんのあの役作りが映画を支えたと言ってもいい。眇めた眼とか、闘いん中で常にうすら笑いとか、てんねんな感じもすてきな百獣の王でした。
華奢で可憐な源治と、ちいさいけど怪物気味にブチ切れてる芹沢がそれぞれのグループのトップを張ってるからこそ見目がよくって、日本人にウケる映画だなあと思った。パターン的には、敵対してる二人が戦おうとしてて、でも途中から別のもっと強い敵が現れて、協力して新敵をぶっ倒す、ってのがこういう映画の定説だと思うんだけど、そうはならずにきっちり最後は芹沢VS源治になってたのもよかった。ぼろぼろになって、動きも鈍くなって、最終的には振り絞ったパンチで勝利、というのもね。
いい俳優さんがいっぱい出てたなあ。気になったのは、やっぱり伊崎役の高岡蒼甫くん(金パの人)。ハマり具合が違うもん。堂に入ってる。お笑いというか愛らしいキャラとしてはダントツでマキセね!かわいいねあいつ!それにしてもトキオが手術室に自分で歩いて入ってくとこは、いいシーンなはずなのにちょっと噴きそうになったんですけどwあそこ真面目に見るとこデスヨネすいません; とにかく何も考えずにスピードある映像を楽しめるアクションムービーでした。そうそう、ラストの終わり方がまるでジャンプの打ち切り漫画のようだったことを付け加えておきますw
ちょっとキャストをメモしとこ。