ボーン・アルティメイタム@新宿バルト9

 
アイデンティティhttp://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20071105#1194276750)、スプレマシーhttp://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20071116#1195216058)に続く、ボーンシリーズの一応の最終編。かかかかっこよかったー!3作目になっても面白さが衰えるどころか増してるってほんとすごいことだと思うです。エシェロン(街中に張り巡らされている諜報システム)を駆使するCIAとの闘いが圧巻、自分が逃げるだけでなく、手がかりを持っている新聞記者を携帯からの指示で遠隔操作しながら守ろうとする攻防には手に汗握った。どんなけ有能なんだよジェイソン・ボーン! っていうか、このエシェロンってほんとにあるんだね。エシェロン - Google 検索。会社まであるしこわー。ブラックブライアーって言葉を発言しただけで通信傍受に拾われるんだよ〜。ネットの検索も似たようなものかもな。
諜報員の同僚・ニッキーやら、CIAの指揮官・パメラなど、ボーンに味方してくれるのがいつも女性だってのも面白い。記憶を失くして足掻いてるボーンの姿には母性本能をくすぐられるし、それでもあの異常な強さには女子として惹かれちゃう。それにしても壮大な内輪もめだ!
最後、ボーンの生まれた研究所に向かうときのカーチェイスはもう、捨て身の嵐で「いたいいたい!死ぬ死ぬ!」と眉を寄せっぱなし。武器がないから自分の乗ってるパトカーを弾にして、追いかけてくる相手にどっかんどっかんぶつけるんだもん、もうぼろぼろ。
なくしていた記憶の真相は、デビッド・ウェッブという軍人だったのが自ら志願して国のためにトレッドストーン計画に参加したってことでOK? そうかー、思い出した挙げ句、抵抗したとはいえ最初は自分から寄っていったんだってのは辛い事実。「殺さない。全部思い出した、もうボーンじゃない」ってセリフに痺れました。アクションと展開にわくわくできたいいシリーズだった。