昭和島ウォーカー@東京グローブ座


私のご贔屓の劇団・ヨーロッパ企画と、ご贔屓のじゃにーず・イノッチのコラボ。これは観に行くでしょう。今回の舞台はロボット工場。前半立ち上がりが鈍かったけど、後半の怒涛の展開(正体バラすとこね)は面白かった。最後のオチはロボット好きとしてはわくわくだけど、表現に限界があるよなあ…。あれだけ?ってなったかも。ヒューマノイドを題材にしたロボット3原則を使うんならもっと突っ込んだ物語は色々あるし(それこそこないだ感動したアイの物語http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20080826#1219743198とか)、人型ロボ云々と言っておきながら最後は巨大ロボに終結しちゃうのは頂けない。そのふたつはぜんぜん別のものだ。つくり込みが足りなかったのかなー。そういう意味では今回のは物語も笑いも物足りなかった。2階の脇2列目だったんですが、グローブ座は照明がいまいち…な気がする。あとたぶんキャストが多すぎる、キャラの発する言葉に連続して笑う前に次に移っちゃう。見せ場の多かったあわあわしちゃう女子工員HANAちゃん役の松本まりかちゃんと、やっぱり永野宗典くんがよかったなー(ひいき)。

人口が増え、さらに工業化が進んだ近未来、うらぶれた町工場「アサヒロボット」の作業場。 工場長(中山祐一朗)や元ヤン女工アカネ(京野ことみ)、男性工員ゲン(福田転球)をはじめ、工員達(ヨーロッパ企画メンバー)は皆一様にやる気のない仕事ぶり。新コンセプトのロボット開発中に先代の社長が謎の自殺を遂げて以来、同志だったマネージャー(粟根まこと)は酒浸りの日々。そこへ父親と違い、機械にはめっぽう弱い先代社長の息子・二代目のコテツ(井ノ原快彦)が工場へと舞い戻ってきた。二代目は工場のラインを壊すなど失敗ばかりだが、これを発端に工場が改善され工員達は覇気を取り戻していく。その一方で、若い工員が実は新しいロボットを開発したがっていることや、若い女工ハナ(松本まりか)がアサヒロボットに対してひそかに情熱を抱いていること、アカネが昔アサヒロボットの2足歩行自動販売機に助けられたこと、などが明らかになってくる。二代目は懸命に工員達を説得。「こんなときこそ僕らにしかできない仕事をしましょう!僕らで新しいロボットを開発しましょうよ!」。そして、ゆっくりと工場は動き出す……
     http://www.parco-play.com/web/play/showajima/