メゾン・ド・ヒミコ(監督:犬童一心、脚本:渡辺あや)

  • テレビ放映を録画してたのをやっと見ました。
  • とりあえずオダギリジョーが美しすぎる。あの目でワンコみたいに目に涙を溜められた日には、ゲイだとわかってても好きになっちゃうってもの。体つきもバランスよくってめっちゃお尻見ちゃったんだけど。柴咲コウちゃんのブスでツンツンした主人公サオリもさすがにうまいです。いつも思うけど、西島秀俊の妙な存在感は何なんだろー。田中泯の研ぎ澄まされた佇まいもよかった。
  • 二人はベッドインまで行くんですが、好意は持っていてもゲイゆえに途中でやめることになるシーン、「触りたいとこ、ないんでしょう」ってセリフが真理を突いていてぐさっときた。
  • ダンスホールで踊るシーンがあるんだけど、あのダンス一緒に踊りたい、と思った。昔風のださダンスなんだけど楽しそう。
  • 物語はゲイの人たちを美化することもなく、喧嘩したり泣いたり笑ったり可愛かったり、ずるかったり臆病だったり、人から罵られたり。ただ人それぞれなりに必死に生きてる様が描かれてる。
  • ラストは彼らとサオリを隔てていた壁さえも、落書き風のメッセージを描く下地になる、という暗喩?で救いがあった。「違い」「壁」は歴然とあるんだからそれを理解した上で気持ちを伝えればよい、ということ。