どうしても触れたくない/ヨネダコウ


2008年評価の高かったヨネダさんの初コミックス。過去に家族を亡くしているが明るい課長の外川 × 前の会社で元彼と酷い別れ方をして傷ついている無愛想な嶋。思ってたよりも随分ド直球ストレートな内容だった。わりと分厚くて、この分量で二人の葛藤を読める幸せ。こういう硬い物語が今時でもウケるんだなあってのが嬉しい。が、私はなぜかこの攻にはあまりトキメかなかった…「どうしようもないけれど」の黒川とか(http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20070403#1175619785)「君の名はスター」の広川(http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20061124#1164468400)の包容力には負けると思うからだろうか(なぜかみんな○川だw)。核心に迫るシーンの「オレに…を恨めっていうのか」の真相に気付くシーンは本当うまいなあ。外川が、過去と引き換えにしても臆病で傷つきやすい嶋を突き放さなかったところに愛を見た。京都まで追いかけてって気持ちを言った嶋の頑張りはまさしく頭を撫でてやりたくなるくらい健気で可愛かったので、ハッピーエンドが嬉しいです。描き下ろしのその後の二人にはキュンとしたし。特にコタツ。よかったねええ嶋!

CDもこないだ出たんだよねー↓

ジャケのイラストがいいじゃん!↓

外川陽介:石川 英郎 × 嶋俊亜紀:野島 健児
小野田:森川 智之 × 出口:野島 裕史
◆motto!entertainment◆ CD

ちょ、兄弟で二人とも受ですか。それにしてもこのレーベル、宣伝ボイスのやり方がおもろいな。