アバター


付合いで観に行ってきました。3Dだったのでメガネonメガネにて。わりときれいに遠近が出てて、初めの方は感心。後半の肝心の戦闘シーンではあんまり奥行きとか飛び出した感じに見えなかったんだけど、これは見てるこっち側の慣れのせいなんだろうか。物語としては、予告を見て想像していただいたいそのまんまの内容だった。序盤はリアルストロングワールド@ワンピースで、ワンピはキャラデザと色合いがカラフルだったからああだったけど、リアルでやるとこういうことだよなーという。中盤はラピュタナウシカ的な絵もあったり。実際には動かない足が、アバターの世界だと自由に走れて跳べて、という導入の部分はよかったし、主人公の純粋さというか子どもっぽさというか、いい部分にも見えた。彼の立ち位置・気持ちが中盤過ぎまで中途半端で(欲しいから奪う、その人間の欲自体を否定して見直さなきゃならないのになかなかその境地にはたどり着かない。実際に攻撃されて取り返しがつかなくなるまで)、そこも含めて人間のダメさってことなのかなー。ヒロインがナヴィ族の大柄な肉食女子なので、そのへんはちょっと面白かったです。クライマックスでナヴィの彼女が、アバターではない主人公の本体(生身の人間としての。彼女と比べたら小柄で、車椅子なので足が細い)を抱きかかえたところは、逆にちょっと萌えでした。あの鳥に乗って空飛びたいわあ。