零崎人識の人間関係(4冊同時刊行)/西尾維新

   


まず表紙。表紙は全部人識一人になってるんだけど、中扉絵でそれぞれタイトルになってるもう一人が載った絵が掲載されてて、そういうのは見比べると楽しくて好き。特に、いーたん・出夢とのツーショットは萌えでした。イラストと、おまけのカードがたのしい。
あとがきを先にチラ見したら、どの順で読んでもいいけどこの巻を最終巻にするならこういう順番、というのが書いてあって、私はいーたんを最後に読みたかったから、作者推奨は、双識→出夢→伊織→戯言。だったはずなんだけど、諸般の事情により双識→出夢→戯言→伊織と読みました。

  • 零崎双識との関係。★★★ 双識はほとんど出てこなくて、人識が双識を守るために裏切同盟(呪い名)6人を相手取って闘う話。人識がんばってんなあ…。
  • 匂宮出夢との関係。★★★★ ちゃんと出夢出てくるし、二人の関係が淡い恋みたいなものからズレて結局実らなかった、過去の過程が描かれてます。ここでも狐さん…余計なことしやがって…。締めの文章も決まっていた。敵対関係。
  • 戯言使いとの関係。★★☆ これもいーたんはちらっとしか出てこない、人識と会うシーンはありません。ざんねん…。まあ、この二人の関係は本編でそれなりに出てますもんね。で、京都での連続殺人事件の真相?を、人識を目撃したシリーズ登場人物の視点から。この目撃者がバラエティに富んでいて、これはこれで戯言シリーズのファンとしては楽しいけど。「変わりたい気持ちは、自殺だよね」。無関係。
  • 零崎伊織との関係。★★★★ 哀川潤の依頼に巻き込まれて崩子ちゃんの故郷でバトル。バトル自体はさほど比重さかれてなかったけど、崩子ちゃんのその後、という意味で面白かった。そんで、人識が実は真の零崎ではなく合わせてたゆえにまわりに理解されず理解できず、普通の人間だったのかもという話…これはせつない…。それにしても人識くんは双識おにいちゃんがだいすきだよね!!伊織のキャラも好きなので楽しく読めた!最新の話なのに、終わり方は多少消化不良ではあるけれども。兄妹関係。

全部読んでみて、私的に読む順番は普通に時系列順がいいんじゃないかなーと思った。えっと、そうすると伊織を最後に読むパターンで、出夢→双識→戯言→伊織、かな。


付録のトレーディングカード↓ かわゆい!