月に笑う(下)/木原音瀬 ★★★☆


組を移った信二と、大学に進学した路彦。それぞれの新たな生活が東京で始まったが、二人の関係は穏やかに続いていた。組に疑似家族を求める信二は、組長の息子・惣一につくことになって以来、洗練された惣一に傾倒していく。しかし、組の仕事に路彦が偶然にも関わりつつあると知り…!?失ったものを取り戻すんじゃなく、お前が心底欲しかった―上下巻合わせて380ページ超書き下ろしで2冊同時発売。

受け攻めが逆転したよ!w路彦×山田。うん、納得です。ヤクザ世界の描写は「聖なる黒夜」とかを読んでしまってると甘いなーと思うんだけど、山田が路彦を失うと思って我を忘れるシーンはさすが圧巻でした。梨とりこ先生のイラストの山田がかっこかっわいくってねえ。絵にすごく助けられたってのもある。
雑誌に載ってたバレンタインショート(山田×路彦、リバですね*゚∀゚*)と、同人誌の惣一編1と2も読ませてもらいました。1は、本編の裏で惣一が襲われ撃たれた顛末(ラブがないってんで雑誌掲載は見送られたらしい…そうなのかー)。2は、その後の怯える惣一さんと嘉藤が合体しちゃうけど全然くっつく気配ではないお話。惣一さん…情緒面が子どもすぐる…。