劇場版ブレイクブレイド 第五章「死線ノ涯」・第六章「慟哭ノ砦」


 
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前回感想→ http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20110131#1296469820

USTで一挙放送があったので。六章で劇場版は終わり。完結?というか戦争の決着はついてないのでボルキュスとの戦いでいったんの締め、という感じ。以下ネタバレ。

  • 五章。ジルグとのあれこれ。追いついてしまった原作とはちょこちょこストーリーが改変されている模様。どう死んでいくか、どこで誰と誰が戦うか、は重要なとこだと思うので難しかったろうなあ。初期からゆうきゃんと神谷さんに「五話でのあいつはずるい」と評されていたわけがやっとわかった(笑)。チートメガネが出てきたと思ったらかっこいい終わり方しやがって…。最期になんて言ったんだろう。気になるね。戦闘すごくよかった。(しかし原作ではジルグのエルテーミスはもっとすごいらしい。なにそれ読みたい…)
  • 六章。王都に戻って、ボルキュス大隊を迎え撃つ。デルフィングの手綱付手裏剣武器にはびっくりする。無軌道な戦い方をするライガットにはあれが合ってる…のか?結局、勝機をつかんだのはボルキュスが足を取られた隙だと思うんだけど、あれも、新型武器でぼっこんぼっこん足場を壊しておいたおかげ、とそういうことなの?あと、ジルグの死の現場に直接的にボルキュスがいなかったことで、ライガットが初めて相手を殺したいほど憎む、という流れが薄まってしまっていたように思った。囚われていたクレオの役割とか、ゼスの兄との確執やライガットたちとの誤解の部分がまっっったく解かれていなかったのも完結としては不満。というか、ゼス途中からまるきり出番なかったですよね?(笑)ホズル陛下とシギュン・ライガットの△関係がそのままだったのはまあいいとして…(陛下がかわいそうだものw)。五章・六章でナルヴィ(ライガットの隊の女隊長)がすごく好きになった。

とにかく人物の描き方がうまくて、こいつはちょっとなーと思うキャラが一人もいなかったのがずっと見られた要因だろうと思う。あともちろん、ゴゥレム同士の妙にバタ臭い動き・戦闘とかもわくわくした。銃の威力が万能ではなくて、機体があちこち壊れるのとか、発射音とか、リアルっぽくていい。またどっかで見たいな!アニメにならないかな…!!面白かったです!!


第五章「死線ノ涯」
ラカン荒野で激突した、バルド将軍率いるクリシュナ軍とボルキュス将軍率いるアテネス軍。両大隊とも多大な犠牲を払い、勝敗は傷み分けとなった。クリシュナ軍が態勢を立て直すべく撤退準備をする一方、ボルキュス大隊の一部が再び行動を開始。目的地はライガットの故郷の村だという。ナルヴィの制止を振り切り、弟・レガッツを救うべくデルフィングで単身急行するライガットだったが、到着した村は既にアテネス軍の襲撃に晒され、凄惨な光景が広がっていた。呆然とするライガットの眼前に立ちはだかる、ボルキュス将軍の乗機・ヒュケリオン。デルフィングの圧倒的なパワーと運動性能に驚嘆したボルキュスは、ライガットとの一騎打ちを望む。追跡するナルヴィらミレニル部隊が近付く中、アテネス軍最強のゴゥレム・ヒュケリオン対デルフィングの直接対決が始まった…!

第六章「慟哭ノ砦」
ジルグは自らの命と引き換えにライガットを窮地から逃れさせた。バルドに辛うじて救出されたライガットの心に、その死が重くのしかかる。ボルキュス大隊の暴威が迫る中、ナルヴィらは市民の避難が続くビノンテンを目指す。ライガットの生還を信じるシギュンは巨大石英を調達、デルフィングの新装備を鍛え上げる。サクラ率いる近衛大隊が第一級防衛戦を敷いて待ち受ける王都に、遂にボルキュスの総攻撃が開始された。
平和だった街を容赦なく蹂躙するゴゥレムの群れ。大軍が激突する市街戦のさなか、新型装甲をまとったデルフィングは最終形態へと変貌する。友と出会い、時をはぐくみ、やがて訪れた別れ、死 ──。過ぎ去った時間は取り戻せなくとも、決着はつけなければならない。すべての人々の想いを背負い、ライガットはボルキュスとの最後の闘いへと立ち上がる。