THE 有頂天ホテル

わー。初日に観に行くとかしちゃった。成り行き上。なんか、安定して普通に面白かった。登場人物多かったけど、誰それが除け者で放ったらかし、ということがなくて安心。強いて言えば唐沢さん役がちょっと割りを食ってるくらい? 慎吾ちゃんは佐藤浩市と同じくらいストーリーの流れのメインを担う役柄だった。何カ所も声をあげて笑えたのだけど、覚えてるのは西田敏行さんのシーンくらい。小ネタが多かったからかなあ。役所さん@副支配人の性格すごくよかったあ。小さい事が、繋がって収束してく感じはなかなか。ミステリーではないし「ああそうだったのか!」という謎解きやどんでん返しの驚きがあるわけではないからカタルシスは低めだった。携帯電話は、あー入れ替わるんだろおな、とか思ってたら甘かった(笑)。うん、あそこのドタバタシーンは笑ったなあ。いいシーンがたくさんあって、たくさんの人の人生が・大晦日たった1日ホテルで繋がる、その感じがせつなくもあったかい。私たちはあーこういうふうに生きてるなってわかる。だけどただ単純に、ぷっ・ぷくく・うひゃひゃ!と笑みが零れる楽しい映画。実は私は「笑の大学」の方が好きれしたけど(笑)。上映前の予告では「博士の愛した数式」と「県庁の星」。単に、織田さんの泣き顔と泣き声見たさ。

てるてるあした

てるてるあした

15歳の雨宮照代は、浪費家な両親の借金のために合格していた高校にも行けず、両親と別れて佐々良という街に夜逃げしてきた。遠い親戚だという鈴木久代さんを頼ってきたものの、相手は意地悪そうなおばあさん。佐々良のやさしい近所の人々や、少し不思議な出来事、迎えに来てはくれない母親、「まだ子どもなのに、どうして私ばっかりこんな思いをするの?」 何もかもが嫌いで不満だった照代だが、少しずつ変わっていく……

★★★★☆ これはいい!すごく良かった。15歳のひねくれた女の子の成長物語なんだけど甘すぎず、心情の変化もわかる部分が多くて、私の苦手なある種ファンタジー的な要素が入ってるのにこの地に足のついた感は凄い。久々に本を読んで泣きました。短編で少しずつ区切られてるのも読みやすい。いいおはなしだー。前から読もう読もうとは思ってたんだけどなかなか初読作家さんなので手が伸びず、ドラマ「1リットルの涙」で亜也が図書館に返しに行くためにこの本を抱えていたのだった。それでどんな本なのか気になっていよいよ読まなきゃ!と。他にもあと2冊最終回で映ってた。確か「犬語のやつ(調べたのに忘れた!)」と「葉月/沢井鯨」だったかな。
この作者さんは他の作品も読んでみよう。

中村屋

http://www.steel2.com/flash/nakamura.html

もう皆さんご存じだと思いますけど。面白すぎる。ぶわっは!と何回吹き出したことか…!よく知らないんだけど、あの声って本物の歌舞伎のひと?すごくそれっぽい。あのパリ公演とかしてるひとに似てる。

ロックミュージカル「BLEACH」再炎@日本青年館大ホール



 

http://pierrot.jp/title/bleach/event02.html

ブリミュ観てきました。以前読んだ漫画の感想はこちら→ http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20050103#p1
で、ミュージカルですが意外にも最終的には楽しかったんですよこれが(なんつー言いぐさ)。私は初演は観てなくって、かなり酷かったらしいってのをネットで目にしてたからある程度覚悟してったの。それが良かったのかも 笑。もちろん歌にコケッとなる場面もあるし原作のオイシイとこ繋ぎ合わせてるだけだから話はコマ切れだし、漫画読んでないと筋なんかぜーったいわかんない、などなどゆるいとこありまくりでどーしようもないんだけど。心ん中でツッコんだり頭を抱えたりしつつ何だかんだで面白く観れちゃったみたい。気になったひとがいたので何者なのか知りたくてパンフ買った。

以下自分用感想記録@たぶん観た人にしかわからない
ネタバレ&無駄に長いので隠します。

続きを読む