好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

 ★★★

舞城王太郎初読み。あちこちで誉められてるので見てみたかったの。表題作は良かった、構成も言ってることも表現も好きなかんじ。物凄く利己的で、そういうとこが逆に痛々しくて、恋人を亡くす空虚さが伝わってくる。あいだに挟まってる物語の「智依子」「ニオモ」が完成度高いと思う。男(だよね?)でこういうの書く人って珍しいのかも。ぶっ飛んでるとこが味だけど、後ろのもう1編「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」はぶっ飛びすぎ。あれについてけるかどーかが分かれ目?


小説 鋼の錬金術師(4) 遠い空の下で (Comic novels)

小説 鋼の錬金術師(4) 遠い空の下で (Comic novels)

 ★★★☆

「遠い空の下で」と「ロイの休日」の2編。前者はいつものようにエド・アルの兄弟仲の良さと、エドワードのおとこのこっぽさに引っ張られてぐいぐい読める。後者はただただマスタング大佐のおばかっぷりが見られてたのしい。そーか、家事苦手なのか…!その経験から成長して研修先のダメ軍人たちに優しくなっちゃうマスタングにキュン。あのひとはときどき素直な子供のようだ。「………みんなやさしくない…………」って最後の呟きがおもろすぎる。へんなこ。