死神の精度/伊坂幸太郎 ★★★★☆
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1.CDショップに異常に入りびたる、ミュージックが大好き
2.苗字に町や市の名前が使われている
3.受け答えが微妙にずれている
4.素手で人に触ろうとしない
5.いつも雨にたたられている
そんな人が近くにいたら死神かもしれません
死神・千葉の仕事は、指令の出たある人間に一週間張りつき、その死について「可(死亡)」「見送り(生存)」の判断を下して情報部に報告すること。とはいえ、ほとんどの場合結果は「可」だ。人間の生き死にに興味はないが、仕事だからと千葉は真面目に対象者の話を聞きに行く。このちょっとずれた死神のキャラがいい。対象者との会話で何度も笑いそうに。実は死を前にしているがそれと知らない人間達のそれぞれの物語りもせつなかったり愛おしかったり様々。どの短編もいい。いつもの終焉に向けて伏線が帰結していく流れも、気合いが入りすぎておらずいい案配。色んな映像が頭に浮かんだ。すらっと読めて読後感もよい、すてきな本だ。好き!
- 死神の精度 <暗い女
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