スイッチを押すとき@青山円形劇場


原作:スイッチを押すとき
脚本・演出:岡本貴也
出演:永山たかし肘井美佳菅原卓磨、MITSU(DIAMOND★DOGS)、相葉弘樹、田上ひろし(劇団スーパーエキセントリックシアター

政府は若年齢層の自殺者の減少を図るため、プロジェクトの立上げを決定する。全国から無作為に選出された子供を高ストレス環境におくことで、その精神構造を解明するといものである。政府は子供たちに心臓の手術を行い、全国の施設へ送り込む。彼らはそれぞれボタンのついているスイッチを渡され、そのボタンを押すと彼らの心臓に埋め込まれた機能が停止するようになっている。子供たちは独房のような部屋で暮らし、ストレスと孤独の中ただひたすら死ぬ為だけに生きていた。そんな孤独な環境の中、子供たちは次々とスイッチを押していった。ある日、ある施設に南洋平が送り込まれる。そこには7年間スイッチを押すことをしない4人の子供達がいた。彼らと出会った南が起こした行動とは?

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めたまくで青山劇場、今回は隣りの円形劇場です。入ったとたん、ステージ近っ!と思って吃驚。好きな感じの劇場。
役柄上17歳の子らがメインの芝居って難しいよなー。役者がそう見えないってのもあるし、リアリティを出しにくい。紅一点の女子は気合いの入った活躍ぶり、DDのミツくんとやらは歌がうまく芸達者、主役の永やんも全力でぶつかってた。山田悠介さんは不条理系の若い作家さんなので、ラストもやはりーという終幕で。印象に残ったのはおとなの他人の生死に対する無頓着さ・残酷さ。かな。ひとを犠牲にしてでも自分の生活を安泰にしたい、そういう欲望。というか当然の無意識。