絵になる大人になれなくても/崎谷はるひ
- 作者: 崎谷はるひ,ヤマダサクラコ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2006/07/15
- メディア: 文庫
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電子機器メーカーの営業・坂上真弓は、新しく入ったバイト井原峻之に驚く。坂上と井原は、高校時代、親友だった。しかし卒業と同時に井原は坂上の前から姿を消したのだ。そのことに傷つき、いまだ引きずっている坂上は八年ぶりの再会に戸惑う。「あのころから俺のこと、好きだっただろ?だから離れたのに」と言う井原に坂上は…。
うまい。前半は受がとにかくうじうじうじうじしててダアー!と投げ出したくなったけど 笑、書き下ろしらしい攻視点の第2部「そして透明な」でくっきりと関係が浮かび上がってきて納得。井原が坂上のどこをどう好きだったかも納得。そりゃこんな優等生になつかれちゃたまらんよなあ、と。おもしろかった。
「昔、真弓にこやって、いい子いい子してもらったなあ」
「あ、あれは頭だっただろ!こんなとこ、撫でてない」
(笑)