劇場版ワンピース エピソード・オブ・アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち

彼氏と観てしまいました…いやディナーの予約まで時間が空いてたんで映画館に行ったらちょうど時間の合うのがこれしかなかったとデスヨ。やべえ、私鼻息ふがふがなってなかったかなー(笑)。
んで、今回の映画はアラバスタ編の総集編というか焼き直しというか。漫画で読んで、アニメで見て、映画で三度目。さすがに飽きるかと思いきや、逆にダイジェスト版のような速い展開にもっとじっくり見せてくれよう、と思うあたり、いかにこの話しがよくできているかということなんでしょう。絵は全部描き直したらしいんですけどね。しかし描き直したわりに遠景の人体描画は酷いもんでした。はあ。ワンピースなんだから、麦わら海賊団をかっこよく、せめてデッサン狂いのないように作画してくれよ。

  • 好きなシーン。「クロコダイルに王宮の上から落とされたビビを、ペルにのったルフィが助けにくるところ」「ビビが時計台のてっぺんから声の限りに『戦いをやめてください!』と訴えるところ」「最後の、腕の仲間の印の×を掲げつつ無言で別れるところ」。
  • あと、国を思うあまり戦いあうとかいうディテールもせつないし。
  • ラスト近く、どうやってもぶつかり合う民衆に聞こえなかった王女の声が届くシーンは慈愛に満ちてとてもいいです。ルフィがクロコダイルを倒したことにより(?)アラバスタにずっと奪われていた雨が降り注ぎ、それを機に戦っていた国民の耳にビビの声が届く。よくできた感動的な流れと脚本だなあとほとほと感心。
  • 大宴会の前に、道端で眠り込む国を救った麦わら海賊団を雨が癒す図もすてき。
  • ちょっと熱すぎるぜ・・・と思ったのは、ビビとルフィが砂漠で殴りっこして「おれらの命ぐらいかけてみろ!!」っつーとこかな。青春の殴り合い赤面。あとやっぱり、ワンピでは人が死なないとはいえペルがあの大爆発で生きて帰ってきたとこもウーン……

帰宅してからももっとルフィの声が聞きたくなってyoutube探索。ナミ編のアーロンパークとかも好きだったなあ。わかりやすくていい少年海賊漫画だ。ルフィがとことん肉弾戦なとこもいい。