夢を見るヒマもない

夢を見るヒマもない (シャレードコミックス)

夢を見るヒマもない (シャレードコミックス)

絵がめっちゃくちゃうまくなられてるんですけど!きゃー。航空専門学校の寮で同室だった川村と吉武。寮時代は二人はデキていずに、魔性の寮長・森下先輩と吉武が付き合ってるんです。こういう恋愛の変遷みたいのがあんまり読めないのが多いので(初めからおまえひとり!と決まってる場合が多い)、面白かった。後半は航空貨物会社のロードコントロール部門に就職した川村と、搭載部門の吉武が再会するとこから。一冊で寮ものとお仕事BLが味わえるなんてお得vしかも航空地上職のこととか初めて知ったのでへえへえへえの連続でした。こんな仕事あるんだー、載せる荷物の重量の計算とか。とにかく元気いっぱいで男気溢れる受は好きなので楽しく読めました。こういう明るい子はやっぱり裏切らないと思えるから。人生前向きが大事だよな、うむ。西田東先生のギャグのぶっ飛びっぷりは天才だと思うですけど、ユギ先生の明るくヤケクソなギャグも好きです。安心する。

「…そうだな 俺も 高校の時に戻りたかったのかもな…」
「…今は?」
「…いいのか?手を出しても」
「おう 出せ出せ」
「俺 多分長生きするし 心配なら時々手くらいつないでやるから」「だから安心して俺のもんになりな」