おおきく振りかぶって/ひぐちアサ 1〜8巻
- 作者: ひぐちアサ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/23
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- 作者: ひぐちアサ
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怖い 投げたい
怖い 降りたくない
怖い
ここを誰にも譲りたくない!
というわけで、気になりすぎたので改めて8巻まで一気読み。うおお、お。チームつくって、練習して、練習試合して、勉強して、一回戦。試合終了。それだけでもう8巻。ほんっとにみんながんばっててね、どんなけピュアピュアなんだよう!と思いつつも手に汗握って応援する心地で読みました。私は三橋にぜんぜん腹が立たない派です。むしろおもろいし好きです、こういう主人公。アニメはけっこう忠実に映像化されてるんですねえ。やっとこないだの「スゴイ投手?」の回で大幅カットが出たくらいだし(プロテインを賭けた試合予想のくだり)。榛名と阿部のシニアエピソードももっと原作では詳しく描写されてるのかと思ったら、アニメのあのままだった。好きなシーンがいっぱいあって、これからのアニメも楽しみです。あー三橋も阿部も西浦ーぜも可愛いっ!
- 阿部と三橋以外の投手と捕手を決めようとするあたりのエピソードが好き。田島が三橋にマジックの1番をくれるってのもあまりにナイスなフォローで、笑えてほんわかできて。逆に阿部の捕手でなきゃやだって三橋の心意気に、「じゃあ俺、三年間病気も怪我もしない!」とか約束できちゃう阿部が男前過ぎて必死で、なんて可愛いんだ……!!西浦バッテリーのコミュニケーションは万事うまくいってるとは言いがたいけれども、それでも阿部の言葉を素直に信じて「うんっ!!!」と大きく頷けちゃう三橋は大物だと思う。チームメイトに否定され続けた三橋には、あれっくらい過剰な世話焼きキャッチャーが必要だったんだと思います。阿部のいいところ……どこまでも熱いところ、なにより情に厚いところ。それを中心に、無邪気なチームメイトの存在がきっと三橋を変えていってくれる(変えるというか戻すというか)。そしてその三橋が、実は一番やっかいな阿部の心も満たしていってくれる(投手に対するあの思い入れと気遣いは異常・笑。普通の投手だったらあんなに煩く言われたり押しつけられたりしたらやだよね)。青春だなあ。
- マウンド取られちゃうかも?!という、三橋の自信のなさの裏返しが投げることへの執着と根性に繋がっていて、まわりでそれを見てくれて認めてくれる仲間がいるかいないかでこんなにも違うのかと。思春期って凄いな。三星の子らだって悪い子たちじゃないのに、それでも中学時代の三橋はあんな目に遭っていたんだから。試合が終わったあと、反省会の「総評」で西浦のみんなが投手・三橋を認めてくれてるコメントに一番泣けました。ちゃんと、三橋にもその真意が伝わるといい。ちょっとずつちょっとずつ。
- 田島はもとより、水谷とか沖とか泉とかも、それぞれの立ち位置から三橋を見て考えてくれてて、その描写が短くとも優しくあたたかく、もっともっと読んでみたいという気にさせる。キャプテンの花井にもちっと活躍の場が用意されるといいなあと思いつつ。8巻終盤では、三橋にイライラする阿部のためにも花井が居てくれてよかったなあとほっとしました(笑)
心根のまっすぐな子たちが野球にすべてを賭けて一生懸命にがんばってる、のを読むのが楽しくないわけがない。いい漫画です!
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