ブレックファーストクラブシリーズ/高井戸あけみ
- 作者: 高井戸あけみ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2001/12
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- 作者: 高井戸あけみ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2002/07/29
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巻末に入ってる短編がぜんぶ自分のセクシュアリティをどう自覚するか自認するかってテーマのように思えるんですけど、この作家さんは普段からそういうのよく描いてらっしゃるんですかね?
- 作者: 高井戸あけみ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2003/02/28
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「おまえ… 俺に嘘は言わない おまえの唯一の長所だ
でも今は誤魔化されてる気がする
この感じは… すごく不快だ」
「できると思ってたんだよ ずっと友達でもやっていけるって」
「…何 言ってる…」
「だからダメなんだよ 俺のは全然 もう友情じゃねェ」
(中略)
「いいだろ 俺の人生だ 俺のことは 俺が決めるんだ」
「俺のこともおまえが決めてるぞ
────勝手に人のこと 切り捨てんじゃねェよ」
なくしたくないものが欲しいものか どのくらい欲しいものか
どんなふうに必要かわからないから
おまえは 俺を抱けよ─────
- 作者: 高井戸あけみ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2003/08/29
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この作品のテーマ。マイノリティとして社会に出たあとのことまで見越して付き合いを考えると。こういう、ナイーブなところってあるんだと思う。三木も実際は自分が当事者になってみないとほんとのほんとに追い込まれない部分もあるんだと思う。だからきっとこの先もスムーズにはいかない、かもしれない。でも悩むのは、それだけ大切で真剣で、生きてくことに関わってるってことだ。だから私はどんな苦痛も消えればいいなんて思わない。どうか彼らをちくりと刺す棘がなるべく少なく、和らぎますように。二人で生きて、二人で答えを探し続けてくれるといいなー。
しをんさんがお勧めする寮モノ代表(http://d.hatena.ne.jp/noraneko244/20070403#1175619787)なだけのことはありました!ルームメイトとしての3年間があったからこそのこの話し。タイトルの変遷も見事です。すてきな佳作だと思います。
「何かあった時 俺を救えないとか思ってんなら大きなお世話だ
自分のことは自分で始末できる
誰だって隠し事や悩みはあんだよ
おまえの----- 俺たちの場合コレなだけで 普通だ」
「…『俺たち』」
「喋るなっ もうおまえの言うことはタリい 全部却下だ
俺が大事だって言うんなら 俺の言う通りにしろ」