ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序


ヱヴァ序、観てきました。
ここ10年で、いろいろいろいろ、それこそ死ぬほど賞賛も批判も浴びてきたエヴァだけど、やっぱ面白いわ! それに尽きます。
リビルドされた今回の映画でも、血しぶきビシャなグロ演出と、本気で痛そうな画と声の演技は健在。これが高校時代アニメエヴァを見て私が衝撃を受けた部分。こういう描写に耐えられる人にはエヴァは魅力的だと思います。(でも前回の劇場版、量産型に虐殺された弐号機の最期はさすがに私もキビしかったけど……劇場でヒー!!となったよ……とりあえず序はそんなこともないです。


第4〜6使徒サキエルシャムシエルラミエル)との戦いも見れるし、第3新東京市のもの凄い要塞具合も魅せるし、シンジがときどきやけにイケメンだし、でじゅうぶん楽しめました。
冷たい父親に呼ばれて、いきなりあれじゃそりゃやだって言うよなあーとか思わせつつ、後半にいくにつれてそれでもシンジの思考の穴というかダメさ・ネガティブさがわかりやすく説明されていく。だれもぼくなんか必要じゃないんだ、エヴァに乗るためだけの存在なんだ、ってそれは実は単なる甘えで、自分が自分で自分からがんばらなきゃだれも認めてくれないよって話し。思春期にはつらいなあ。子どもは子どもであるだけで愛されるべき存在だとも思うので、この状況、ゲンドウの鬼畜っぷりは極端に過酷。でもだからこそ強調されていて見応え充分なのか。それでもこの「序」ではパパパッとシンジの成長具合が移っていったので観やすかったです。
トウジとケンスケが初号機に乗ってシンジの苦悩をまのあたりにするところ、シンジが結局はゲンドウと同じようにしてレイを助けるところ、は好きだったのでもっとじっくり見たいと思った。あと、使徒とのいっこいっこの戦いも。各所で絶賛のヤシマ作戦は樋口つぁんの絵コンテなんだよー。テレビアニメ版見返そうかなあ。
ちなみに↓がテレビ版のラミエル戦。改めて見るとビックリするくらい差が歴然!!バルーンダミーとかちょっと笑えるw

アニメを見ていた頃は高校生?かな私は。夕方からやってて、ウィルス型の使徒(第11使徒イロウル)がMAGIに侵入する回でスゲエエ!となってそれ以降見始めた。ぜんぜんエヴァ戦闘の回じゃねえし。のちに再放送で初回から補完。毎回毎回リズムがよくて面白くて。強烈だったのは第14使徒ゼルエルを喰らう初号機かなあ。あと、当時はなんとも思ってなかったけど、逆に大人になって観ると、エロコメシーンがちょっと恥ずかしいです(葛城家でのミサトさんのお色気ぶりとか、レイの家で全裸見て慌てまくるシンジとか。やりすぎw)。今回の新劇場版では「ネルフカード」と「pinpom」が気になった(笑)。虹が序のイメージシンボルなんでしょか。

迷ったけど観てよかったです、破も公開されたら観にいく。だってテレビアニメとは展開変わるし、EVA六号機まで見れるんだよっ。それに4作もやるんだから、まだまだ長く楽しめるってことで。期待しています。

アニメを見てたひとは観にいって損はないと思うデスヨ、きれいだしね、なつかしいし!




参考:
Category新世紀エヴァンゲリオン - Wikipedia
エヴァンゲリオン - Yahoo!知恵袋(これのベスト回答はけっこうわかりやすい良回答)

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