桃山ビート・トライブ ★★☆

桃山ビート・トライブ

桃山ビート・トライブ

フィクションと史実の融合具合はよかった。醜女な出雲のお国も、猿な秀吉・冷血な石田三成も出てくるし。秀次さまがちょっとあっさりしてたかなー、もっとあがいてほしかった。処刑場でのちほの踊りにわくわく。ちほかっこいい。小平太の庶民ぶりもアクセントとしてはあり、なのかな。……弥介×藤次郎でお願いします。

秀吉が権勢を振るい、三成が野心を抱いた安土桃山時代。三味線弾き・藤次郎、笛役者・小平太、太鼓叩き・弥介、舞姫・ちほの4人が一座を結成。型破りな音楽と踊りを武器に権力に立ち向かう…。躍動感あふれる進化系時代小説。第20回小説すばる新人賞